粗利益(売上総利益高)が鍵!?労働分配率&人件費分配率
粗利益率・人件費分配率(労働分配率)の向上
これにより所得の向上をはかり 余裕と豊かさの社会を求めようとしています。金利低下により 支払利息経費は激減している部分が 労働分配率の向上になるべきが利潤分配率の向上となり収益の増加資本蓄積の増加になり、大手会社の財務内容は、飛躍的に向上して安心化しています。
しかし結果お金は銀行の蔵に眠り需要促進にもならず更に低金利促進になっています。この分配率を改変して 需要創造と 低所得者層への再配分を意図していると考えます。
粗利益分配率の原則
収益確保の原則
- 如何に所定目標の売上高を達成するか(販売拡大技術)
- 如何に所定の粗利益率を確保するか(粗利益率確保技術)
- 如何に粗利益高内に経費を抑えるか(経費節約圧縮技術)
- 如何に経費を抑え、効果的費消を管理するか(積極成長経費使用技術)
- 利潤は粗利益高から先取りするものである(成長レバレッジ)
- 利息収支を含む経常利益として捕捉する
- 利潤+減価償却費=キャッシュフロ-が成長原資=投資原資=借入金返済原資になる
- 人件費は総人件費として捕捉する
- 役員報酬、賃金、福利厚生費、教育研修費まで含む
- 交通費、出張費は管理費として捕捉する
- 設備費分配率=不動産費分配率=減価償却費+賃借料等
- 設備投資関連費用、賃借料、リ-ス料を含む
- 販売促進費
- 積極的な販売活動費全てを含む
- 販売交際費を含めても良い
- 管理費
- 営業と管理に必要な上記以外の経費全て
- 如何に製造原価を低減出来るか
- 粗利益高は売上高・出荷高から製造原価を差引いたもの
- 製造原価=原材料費+設備費+労務費+工場・現場管理費
- 如何に所定費用、原価の枠内で高品質の製品、商品、をつくり販売できるか
- 如何に生存対策 収益対策、成長対策、競争対策に分類して対策できるか
これからの5年後を予測
貴社の粗利益推移、利潤、人件費、設備費、販促費、管理費の大分類の過去5年の実績推移をチェックしてみて下さい。そして今から5年を予測して見て下さい。
経理担当者なら1日で出来る作業です。
加えて製造業 工事業の方は別添の製造原価(工事原価)報告書の 直接人件費 間接人件費の分配率が連関して課題になります。販売業の方は 仕入原価(販売原価) のみで製造原価 工事原価はありません。
安心安定の経営
粗利益とその経費分配率と労働時間捕捉による生産性向上対策が安心安定経営の鍵であることを情報提供致します。
私は7年の社長時代 会長の指導の下 分配率遵守、労働分配率向上、生産性向上で高収益企業となり事業合併実現で成功体験を見ています。
オフィス山口 山口県南地域活性化研究所 経営士 盛重芳文